ウィッグ
ウィッグ(wig)とは、日本語でかつらの事。 かつらの英語訳なので広義ではかつらと同義だが、 薄毛を隠す等の実用的に使用されるかつらと異なり、一般的にファッション的要素を重視したかつらを意味する。
ブライダルの場合、ヘアにボリュームを出したりスタイルをアレンジするために使う「つけ毛」を指すことが多い。トップにアクセントを出したり、ウェーブや三つ編みや縦ロールなどでイメージを一新することができる。お色直し時に簡単にアレンジの変化を付けられ、中座の時間も短縮できるので便利。
ヴィッグの使用料はヘアメイク料金とは別料金の場合が多いので事前に確認が必要。
▲上▼下

ウィッシュリスト
ウィッシュリスト(wish list)とは、新郎新婦が欲しい物をリストアップすること。友人や親族はその中から手分けしてプレゼントを贈ってくれる。フランスのリスト・ド・マリアージュと呼ばれる結婚祝いをリストアップしプレゼントする風習が、アメリカに渡りウェディング・レジストリ(wedding registry)と呼ばれ、ウィッシュリストの由来となった。ウィッシュリストは、結婚祝いだけでなく誕生祝い、子供の誕生祝いなどに幅広く用いられる。
▲上▼下

ウイングカラーシャツ
ウイングカラーシャツ(wing collar shirt)とは、男性用フォーマルシャツの襟型で、前折れ式の硬い立襟を指す。テールコート、タキシード、モーニングなどにこのシャツを合わせる。ウイングカラーとは、襟の前折れの部分が鳥の翼(ウイング)に似ているところが名前の由来。タキシードの本場アメリカでは、「立襟シャツ」の事をタキシード(礼装用)シャツと言う。燕尾服には立襟イカ胸シャツ、タキシードには立襟ヒダ胸シャツ、モーニングには立襟胸飾り無しシャツを使用する。
▲上▼下

ウエイトベア
→体重ベア
▲上▼下

ウエストニッパー
ウエストニッパー(waist nipper)とは、ドレスインナーのひとつで、ウエストを細く締め、部分的な補正機能をもつファンデーションのこと。いわば現代のコルセット。
▲上▼下

ウエディングケーキ
現代のウエディングケーキは大きく分けて、食べられない入刀のためだけに作られた「入刀用ケーキ」と、式後にデザートとして食べる「生ケーキ」の二通りがある。入刀用ケーキは背も高く豪勢だが、最近は生ケーキが人気。生クリームタイプやシューを集めたクロカンブッシュ、細工が美しいシュガーケーキなどがある。広い宴会場では大きな入刀用ケーキが見ばえが良く依然主流。
披露宴などで、新郎新婦がひとつのナイフでウエディングケーキを切ることを「ケーキカット」。入刀後にケーキを一口ずつお互いに食べさせ合う演出を、「ファーストバイト」「ファーストイーティング」「ケーキシェアリング」などという。切り分けたケーキを新郎新婦がゲストにサーブする演出を「ケーキサーブ」という。
ウエディングケーキの歴史は大変古く、古代ギリシャ時代に遡り、ギリシャのロードス島で作られていたジンジャーブレッドなどのスパイシーケーキ(香辛料入りのケーキ)に由来すると言われてる。これが結婚式のお菓子として常用されていたが、やがて砂糖、バター、卵、豊饒を意味するぶどう、繁栄を意味する木の実の他、さまざまなフルーツや洋酒を加え、固く焼き上げたフルーツケーキへと形を変えていく。結婚する両家の人が小麦などの材料を持ちよって、ケーキを焼いて作ったのが始まりで、砂糖が貴重だった時代に豊かさと繁栄と幸福のシンボルとされていた。フランスの伝統的なケーキ、クロカンブッシュは、たくさんのシューを飴で固めているところから子宝に恵まれるといういわれがある。
イギリスにて18世紀後半頃、プラムケーキ(ラム酒に漬け込んだフルーツがいっぱい入ったバターケーキ)に薄く伸ばしたマジパンをかぶせ、シュガーペーストでレースのような装飾を施し、新郎新婦の人形や造花を飾ったウエディングケーキが作られるようになる。最初は一段のみのケーキだったが、19世紀中頃になると三段重ねのケーキが主流となり、下段のケーキは披露宴の食卓にてゲストに供され、中段は欠席した客に配られ、上段は夫婦の最初の子供のために保存されるようになる。
新郎新婦のこれからの人生の幸福や繁栄の願いをケーキに託し、その願いが天まで届くようにと高く積み上げ、そのケーキを分け合って食べることで幸せを分かち合おうという思いが込められている。
▲上▼下

ウエディングケーキ アメリカ式
平形の一段のウエディングケーキ。長方形で、上にメッセージや絵などが書かれたりしている。生ケーキの場合はこのアメリカ式ウエディングケーキが多く、ケーキカットのセレモニー後に切り分けられてデザートとしてゲストに振舞われる。
ゲストにウエディングケーキ(生ケーキ)をデコレーションしてもらう「ケーキデコレーション」の演出にもこのアメリカ式ウエディングケーキを用いる。入場前や中座時などに土台だけで未完成のケーキにゲストの手で飾り付けをしてもらい、新郎新婦がケーキカットする。飾り付けにはフルーツやチョコペンなどが使われる。
▲上▼下

ウエディングケーキ イギリス式
代表的なイギリスのウェディングケーキは、イギリス伝統のフルーツケーキを砂糖でコーティングしたシュガーデコレーションケーキ。何ヶ月もかけて漬込み、熟成したフルーツをたっぷり入れて焼いたフルーツケーキにマジパンとシュガーペーストをかぶせて、シュガークラフトでさらにドレスアップする。作り方を教えてくれるシュガーケーキ教室もあり、自分の結婚式にてウエディングケーキを手作りする方もいる。
正式には三段仕立てのもので、1段目を当日の披露宴の列席者に振る舞い。2段目を当日出席できなかった人たちに振る舞い幸せをおすそ分け。3段目は保存しておき、初めての子供が産まれた時に食べるとも、一年目の結婚記念日に食べるとも言われている。
入刀用のイミテーションケーキでもよく見かけるのがこの形。入刀の部分だけ本物で、ほかの部分は作り物になってる。
▲上▼下

ウエディングケーキ フランス式
フランスでは古くから伝統的にお祝い事にはクロカンブッシュというケーキが使われる。クロカンブッシュは「ごつごつした木」と言う意味。小さなシューを木のようにたくさん積み上げて、飴やカラメル、ヌガーでかためて円錐型の塔の形にしたもの。「シュー」はフランス語で「きゃべつ」という意味。欧米では赤ちゃんはきゃべつ畑から生まれてくると言われているため、子孫繁栄と豊作を願ってきゃべつに見立てたシューを積み上げる。フランスではウエディングに欠かせないケーキで、高さが高いほど結婚後の生活が豊かになるといわれる。これを切り分けて出席者にサービスし喜びを別ち合う。クロカンブッシュの時は実際のケーキはサービスされず(飴が固まっており上手く切り分けられないため)別に用意されたシューがサービスされる事もある。飴を使うので夏場はやや取り扱いが難しい。
▲上▼下

ウエディング小物
ウエディングアニマル・ウェルカムボード・リングピローなど、ウエディングに使うグッズのことを総称して呼ぶ。会場によっては様々なアイテムを用意している場合もあるが、最近は趣向を凝らした手作り派が増えている。比較的簡単に手作りできるキットもある。
▲上▼下

ウエディングドレス
ウエディングドレス(wedding dress)とは、結婚式で花嫁が着用するドレス。一般的にドレス及びその附属する装飾品(ベール、グローブ、靴、アクセサリー、下着、ストッキングなど)は、清純さを表すために白色を基調(ホワイト、シャンパンカラー、オフホワイトなど)とする。
ウエディングドレスの由来をたどると、遠くエジプトやギリシャの時代までさかのぼり、清楚な色が好まれ純白の衣装が用いられていたことに起源する。ローマ時代に入るとストラ(古代ローマの婦人用チュニック。裾が長くゆったりしていて、胸下と腰に二本の帯を締める。)の上にサフラン色の晴れ着をまとい、白いベールで頭を包んだ花嫁が描かれた壁画が残っている。ヨーロッパ中世のキリスト教では宗教上の儀式服(黒のドレスと白のベール)が婚礼衣装として使用されていた。16世紀のルネッサンス期には一般の晴れ着を結婚式にも用いる様になり、ベールのみが白でドレスは様々な色が用いられる。初めて白いベールとコスチュームで結婚式を挙げたのは、スコットランドの女王メアリー・スチュアート(1542-1587)だと言われている。白いウエディングドレスは17〜18世紀の間に次第に増え、徐々に変化し現在のような白色を基調とするようになった。
ウエディングドレスが白というイメージが定着したのは19世紀後半。1840年に大英帝国のビクトリア女王が着た、シルクサテンとレース生地の白いウェディングドレスとベールが正統の花嫁衣裳のシンボルとなる。ヴィクトリア朝では女性の処女性を極端に理想化する傾向があったため、純潔で無垢なイメージを象徴する白いドレスを、女王をはじめとする王室の花嫁や上流階級の花嫁達が好んで着ていた。庶民の女性達にとって白いウェディングドレスは憧れとステイタスシンボルだった。当時最も豊かな国であった英国で、現代と同じように、様々な雑誌やエチケットブックが上流階級の結婚式や礼法を一般に広めていった。
宗教上の儀式としての側面から、戒律に厳しく、儀式を重んじるカトリック系のキリスト教では、肌の露出を極力抑えることが求められるため、床まで裾を引くフルレングスのドレス、長袖もしくは長いグローブをし、襟元はあまり露出せず胸元が隠れるようにする事、ベールは顔を隠すもの、ドレスに付けるトレーン(レース柄があしらわれた引き裾)は長いものを使用する事が望まれ、また格式があるとされる。
▲上▼下

ウエディングノート
ウエディングノート(wedding note)とは、 ウエディングにまつわる記録のこと。結婚を決めたときから、準備、挙式など通じて体験したことや感じたことなどを記念に書き記していく。写真などを貼ってこまめに記録すると一生の思い出になるかも。最近はインターネットでサイトやブログなどを使う事も多い。
▲上▼下

ウエディングパーティ
ウエディングパーティ(wedding party)とは欧米の習慣で、新郎新婦に付き添い、セレモニーやパーティを盛り上げる仲間達のこと。ウエディンググループともいう。この場合のパーティとは一行・仲間・味方という意味。中世の頃に結婚する新郎新婦を悪霊から守る為に、同年代の若者に同じ様な服装で付き添わせたことがその由来とされる説と、盗賊から花嫁を守るために男性達が同行、花嫁と同じ服装の女性が盗賊の目を欺いたのが由来とされる説がある。現在は新郎新婦の介添え役として進行のサポートをし、セレモニーに華やかさを添える。男性側にはベストマン、アッシャー、女性側にはメイド・オブ・オナー、ブライズメイドがつく。人数は男女各2〜6名程度で、男女の数を揃え衣装を統一する。
▲上▼下

ウエディングプランナー
ウエディングプランナー(wedding planner)とは、結婚のプランなどサポートしたり、式の段取りをしたりする職業。ブライダルコーディネーターやブライダルプロデューサーとも言う。仕事内容は、結婚式のプランニングに始まり、準備期間中の相談対応、コーディネート、金銭的な調整、当日のアテンドまで、適切なアドバイスをし結婚式をトータルプロデュースする。新郎新婦の希望の結婚式を叶えるために二人と同じ目線で発想し、パーティの企画・演出を考え、スタッフを動かしながら全体を作り上げる仕事。
元々ウエディングプランナーとはアメリカで生まれた職業だが、日本ではウエディングプランナーという職種の規定や業界共通の公認資格は特に無い。結婚式場やホテル・レストランのウエディング部門やウエディングのプロデュース会社にて、独自に「ウエディングプランナー」の役職を設定している場合が多い。
▲上▼下

ウエディングマイス(マウス)
ウエディングマイス(wedding mice)とは、ウエディングドレスなどを着た小さなねずみの人形。欧米では生涯同じパートナーと暮らし、子沢山のねずみが、幸福な家庭の象徴とされることに由来する。花嫁が子宝に恵まれるように幸せのおまじないをかける意味がある。イギリスのロイヤルウエディング必須アイテム。マイスはマウスの複数形。
▲上▼下

ウエディングレジストリ
ウエディング・レジストリ(wedding registry)とは、新郎新婦が欲しい物をリストアップし、友人や親族が手分けしてプレゼントしてくれる風習。フランスのリスト・ド・マリアージュ(List de Mariage)という風習が起源で、直訳すると「結婚のためのリスト」という意味。また、この欲しい物リストのことをウィッシュリスト(wish list)という。
新郎新婦は欲しい物リストをデパートやインテリアやキッチンウェアのショップにあらかじめ渡しておく。このリストを贈り主にも渡すことで、彼らはその店に出向きリストの中から予算に応じてプレゼントを選んでくれる。既に購入された品物は店側がチェックしてくれるので、他の贈り主と重複することは無い。こうすることで新郎新婦が本当に欲しい物、必要なものを貰える合理的なシステム。
▲上▼下

ウェルカムカード
ウェルカムボードのカード版で、カードにメッセージなど書き込んだもの。各々のゲストの席札にメッセージを書くケースもある。
▲上▼下

ウェルカムスピーチ
披露宴などで新郎新婦がするスピーチのこと。最後の謝辞とは違い、披露宴の初めに新郎新婦からお越し頂いた皆様に感謝の気持ちを込めて挨拶する。内容は挙式列席への一言のお礼と、「どうぞごゆっくりとお食事をお楽しみ下さい」程度の簡単な言葉で良い。
▲上▼下

ウェルカムドール
結婚式当日、新郎新婦の代わりにゲストをお出迎えする2対のぬいぐるみや人形。ウェルカムボードに添えたり、受付にディスプレイしたり、お色直しの中座中に新郎新婦の代わりにメインテーブルに座らせておいたりする。テディベアが定番だが、マウスや犬、ウサギ、キャラクター物など好みにより多種多様のぬいぐるみが用いられる。手作り派も多く、各種キットも販売されている。
▲上▼下

ウェルカムドリンク
挙式や披露宴の待ち時間に控え室などでゲストをもてなすために振舞われる飲物のこと。軽いアルコールやソフトドリンクを出すのが一般的。カナッペなどの軽食と一緒に用意されることが多い。好きなものをいつでも飲めるようにと、最近はゲストルームがバー形式になっていることもある。一般的に料金は披露宴でのドリンク代に含まれず別料金がかかるので、事前に確認しておく必要がある。
▲上▼下

ウェルカムパーティ
パーティ準備が整うまでの間、軽食と共に軽いアルコールやソフトドリンクでゲストをもてなすパーティのこと。ホワイエや控え室で行われることが多い。
▲上▼下

ウェルカムベア
新郎新婦に見立てた衣裳をつけたテディベア・熊のぬいぐるみのこと。ウェディングベアとも呼ばれる。受付に置かれゲストをお出迎えしたり、お色直しの中座中にメインテーブルに置かれたりする。手作りするカップルも多い。
熊は母性愛が強い事から、いい母親になれるという意味で使われる。また、テディベアは魔除になるという言い伝えもあり、生まれた赤ちゃんに母親がプレゼントする事もあるため、子宝に恵まれるというような意味で用いられることもある。
テディベアの由来は、第26代アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルトの逸話から来ている。1902年、ルーズベルト大統領が休暇をとり大好きな熊狩りに行ったが、その日に限り一頭の獲物も仕留めることが出来ない。そこで同行のハンターが熊を捕獲し木に縛りつけ、大統領にとどめを刺すように促したが、大統領はフェアではないと拒否して即座に小熊を逃がした。この美談がメディアで報道され大反響を呼ぶ。やがておもちゃメーカーが熊のぬいぐるみを商品化し、大統領の愛称「テディ」を取って「テディーベア」=”Teddy's Bear”と命名され大ヒットした。
▲上▼下

ウェルカムボード
ウェルカムボードとは、挙式・披露宴会場の入り口や受付に飾りゲストを迎える案内板。結婚式や披露パーティの案内、ゲストへのウェルカムメッセージや二人の名前などが記されたボード状の飾りのこと。
最近は新郎新婦自身や友人、家族などによる手作りが人気。写真を貼り付けたり、似顔絵、カリグラフィーで作ったりと個性様々に自由に表現される。材質も、フレーム、コルクボード、鏡、ガラスなどと多様化している。
今では欠かせないウェディングアイテムになって来ているが、ウエルカムボードが定番になったのは近年のこと。以前は「○○家△△家 御両家結婚披露宴 会場」などと書かれたものを結婚式場が用意した。
▲上▼下

受書
受書(うけしょ)とは結納品を受け取る側が受領した証として用意し、納める側に渡すもの。婚約の印として受け取った結納品の品目を書き、「これこれの結納品を確かに受け取りました」と書き記す。
本来は結納を贈る側が目録を用意するのに対して、頂く側が受書を結納式のその場で筆書きするものだったが、近年では筆をとって当日書く方は少ない。事前に結納品の内容がわからないなどの理由で、新郎側が用意するケースが増えている。通常、結納品を購入すると受書も付いてくる場合が多い。その場合は新婦側は内容を確認の上、捺印して新郎側に返却する。
両家が一堂に会して結納を交換するなど、その場で受け取りが確認できる場合は省略も可能。
▲上▼下

受付
披露宴や二次会にて会場入り口にてゲストを迎える場所。芳名帳にサインをして頂き、出欠を確認し、ご祝儀を受け取り、席次表などを渡す。また場合によってはお車代などを渡してもらう。両家それぞれに2名程度必要。新郎新婦の友人に頼むことが多い。受付用の装花を飾ったり、ウェルカムボードやウェルカムアニマルを配置して華やかさを演出する。
▲上▼下

内祝
披露宴に出席しなかった方からお祝を頂いたり、高額のお祝を頂いた方へ、お祝のお礼とお返しの意味を込めて品物を贈るもの。お祝い返しともいう。頂いた金額の1/3〜半額程度を目安に選ぶ。品物は、記念に残るようなものや、実用品を中心に選ぶが、引出物と同じ品物でも良い。挙式後なるべく早く(遅くとも1ヶ月以内)お返しをする。 結婚後の二人がする最初の公的なご挨拶といえる。本来は結婚の挨拶を兼ねて直接お渡ししに行くものだが、郵送しても構わない。その際は品物と一緒にお礼の言葉を添えると良い。印刷する場合は、せめて署名だけでも直筆で書き添えたい。
のしは表書きを「寿」または「内祝」とし、名入れは新郎新婦の名前又は両家の姓(嫁方の名書は旧姓)を用いることが一般的。水引は紅白または金銀の10本の「結び切り」を使用する。
▲上▼下

打掛
打掛は、打掛小袖ともいい、和装の正装。室町時代に武家の婦人の秋から春にかけての礼服として羽織のように打ち掛けて着られていたのが由来。江戸時代に入って豪商や富裕な町家でも着られるようになり、次第に一般にも婚礼の礼服として普及し、掛下の帯つき姿の上に、打ち掛けて用いる。帯をせず、歩くときに褄(つま)をかい取らねばならないので、掻取(かいどり)とも呼ばれる。
打掛の生地は、緞子(どんす)か綸子(りんず)を用い、帯も同じ生地を使う。草履も生地にするのが一般的だが、色打掛には紅白重ねを用いることもある。掛下は綸子か羽二重を用いて白地が基本だが、打掛に合わせて色物も用いられる場合もある。長襦袢は白か掛下と同色にする。
▲上▼下

内金
挙式・披露宴会場などの正式予約のとき会場側に支払うお金。仮予約から本予約をする際に納金する。会場によって異なるが金額は5〜25万円程度。内金で支払ったお金は最終的に掛かった費用の一部に充てられ、後日、差し引いた分を精算する。内金は手付と異なり、内金を放棄して契約を解除することはできず、ほとんどの会場では内金を支払った時点からキャンセル料が発生するので注意して。
▲上▼下

うぶ毛剃り
顔のうぶ毛をきれいに剃ってもらうことで、挙式・披露宴当日に化粧のノリを良くする手段。シェービングともいう。一般的には式の1週間〜3日前までに剃っておくと、結婚式当日までに肌が落ち着く。肌が弱い人はテストを兼ねて早めに試すと安心。和装や背中の開いたドレスを着るときは、首筋・背中のうぶ毛も一緒に剃って貰うと良い。
剃刀の扱いは理容師の免許が必要なため普通の美容院ではできない。会場内の美容室や理容師の資格を持った人がいるサロンならうぶ毛剃りが可能。ブライダルエステなどのシェービングコースで剃ってもらえる事が多く、その際は足、背中、腕などの全身の毛も剃ってもらえる。 または町の床屋・理容室にてお願いすれば格安でやってもらえる。最近では、女性専用のスペースを設けている理容室もある。


1.トップへ戻る
©ヨッピーのウェディング大辞典