ブーケ・装花-その他-

ブーケ
ブーケ(bouquet)とは、新婦が持つ花束のこと。その昔、ヨーロッパで、男性が女性にプロポーズする際に、野の花を摘んで花束を作り、渡したことがブーケの由来。花束を贈られた女性は、結婚を受諾する返事として、花束から一輪の花を抜き、男性の胸に挿した。これがブートニアの由来。
ブーケのデザインには、アームブーケ、オーバルブーケ、キャスケードブーケ、クラッチブーケ、クレッセントブーケ、ティアドロップブーケ、ボールブーケ、ラウンドブーケ、リングブーケなどバリエーションも豊富にある。また花材も種類豊富なので、様々なアレンジが可能。
ブーケは、新郎新婦の慎重・体型やドレスのシルエット、デザインとのバランス、会場の規模や雰囲気などから総合的に考え、似合うブーケを選ぶことがポイント。ブーケを決める事前の打ち合わせには、ドレスや会場の写真など、当日のイメージがわく参考資料をなるべく多く持参するとよい。
お色直しに合わせてブーケも替えることが多いため、複数のブーケを用意する必要がある。ブーケトスの演出をやるならば、投げるため用のブーケを別途作った方が良い。
▲上▼下

押し花ブーケ
押し花ブーケとは、挙式で使った生花のブーケを記念に押し花にして額縁に飾るもの。押し花にすることで生花の色や形を活かしつつ長期保存が可能となる。挙式後、アトリエにブーケを渡せば1〜2カ月後には完成。鮮度が高いうちに渡すのが望ましいので、会場まで取りに来て貰えるか確認を。価格の目安は2〜4万円程度。プレストブーケ(pressed bouquet)とも呼ぶ。
ガラスの容器に使用後のブーケを収め中を真空にすることで、立体的な形でブーケを残せるドライ加工ブーケもある。
▲上▼下

プレストブーケ
プレストブーケ(pressed bouquet)とは、押し花ブーケのことで、挙式で使った生花のブーケを記念に押し花にして額縁に飾るもの。押し花にすることで生花の色や形を活かしつつ長期保存が可能となる。挙式後、アトリエにブーケを渡せば1〜2カ月後には完成。鮮度が高いうちに渡すのが望ましいので、会場まで取りに来て貰えるか確認を。価格の目安は2〜4万円程度。
▲上▼下

アートブーケ
人の手によって作られた造花のブーケのこと。一般的にブーケは生花を使うが、海外挙式やリゾート挙式などには花持ちの心配がなくて便利。花材の季節を気にしなくてもよい・形が崩れにくい・時間がたっても生花のようにしおれない、というメリットがある。記念に残すため買い求める人も。シルクフラワーブーケともいう。
▲上▼下

ドライ加工ブーケ
ブーケをドライフラワーにしてガラス容器に保存したもの。立体的な形で色鮮やかに保つことが可能。作り方は、新鮮な生花を乾燥剤(シリカゲル)でドライフラワーに加工して、再度ブーケにアレンジし直し、ガラス容器に入れ密封する。通常の花を逆さに吊るして作るドライフラワーと異なり、花の色があせることなく、生花に近い風合いと質感を残すことができる。ガラス容器に入れることで湿度による劣化を防ぎ、長期保存も可能。加工期間は花の種類や季節にもよるが1ヶ月程度で完成する。加工費用は容器やブーケの大きさで変わるが1〜3万円ぐらい。ドライ加工ブーケの立体感をそのまま残した形で額に飾る「3Dフレームブーケ」もある。ドライフラワー用乾燥剤が手芸店などで購入でき、ドライ加工ブーケの自作も可能。
▲上▼下

プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワー(preserved flower)とは「保存された花」という意味。生花を瞬間冷凍し樹液の水分を抜き、代わりに着色料や保存料などを含んだプリザーブド溶液に浸し、数時間から数日間花の力によって液を吸わせる。溶液は天然色素やグリセリンなどオーガニックな素材が用いられることが多い。花の力により時間をかけて溶液を吸わせるので、着色と異なり自然な風合いが生まれる。青いバラなど自然界に存在しない色の花を造ることも可能。ドライフラワーと異なり発色が良く、生花に近い質感のまま保存ができる。
プリザーブドフラワーは1991年にフランスのベルモント(Vermont)社によって開発された。直射日光や湿度には弱いため保存に気をつける必要があるが、状態が良ければ数年間は保存が可能。水やりがいらないため日々の手入れが簡単なことも人気である。
最近は生花ではなくてプリザーブドフラワーで使ったブーケも人気。また生花のブーケを結婚式終了後に回収し花材に分解し、プリザーブド加工を施してから再度ミニブーケを作ってくれるサービスもある。

1.トップへ戻る
©ヨッピーのウェディング大辞典