ジュエリー -種類-

婚約指輪
婚約のとき、男性から女性へ贈る指輪。婚約の印。エンゲージリングとも呼ばれる。結納では「優美和」、「結美和」など雅語の当て字を用いる。婚約指輪として人気が高いのがダイヤモンド。地上でもっとも硬いダイヤモンド、その硬さは固い絆と永遠の愛情を、無色透明は純粋無垢な心を象徴しているとされる。日本ではダイヤモンドの立爪タイプのリングが婚約指輪の定番。ダイヤモンドを埋め込んだリングや、結婚指輪と合わせてデザインされたセットリングなど、最近はデザインも豊富。誕生石のリング、エタニティリングを贈る人も。
婚約指輪の歴史は古代ローマにさかのぼる。古代ロ一マ時代からしばらくの間は、結婚自体よりも、様々な約束を含んだ婚約の儀式の方が重要視されていた。古代ローマ人が約束の履行を誓約する印として、鉄の輪を婚約指輪として初めて用いた。その頃、婚約指輪に金を使用したのは一部の特権階級に限られ、一般には重い鉄製の輪が愛用される。強さを象徴する「鉄」は当時信頼の結びつきを表すのにふさわしい金属とされていた。女性の地位や権利がまだ認められていないこの時代には、婚約指輪は「一人の女性が特定の男性の所有物になった」ことの証であった。
2世紀になると「金」の婚約指輪が一般にもかなり普及してくるが、当時の金は非常に価値の高いものだったため、金の指輪は外出時に着用するだけで、家に帰るとすぐに鉄の指輪に着け替えていた。4世紀初めには、"honey"というような文字が指輪の内側に刻印されるようになる。5世紀のローマの著述家マクロビウスによると、婚約指輪は左手の薬指に着けられたという記述が残っている。これは左手の薬指が心臓とつながり、愛の血が流れているという古代エジプト人の信仰に由来している。
昔は、婚約指輪と結婚指輪の区別はなく、永遠に終わることのない円を、愛の象徴として花嫁に贈ったものだった。現在のように、エンゲージリングは婚約指輪、マリッジリングは結婚指輪になったのは13世紀以後といわれている。ローマ法王が、結婚前に互いを良く知るべきだとして、婚約期間を奨励したことから婚約指輪が生まれたという説がある。また、西暦860年に教皇ニコラス1世が「婚約発表には婚約指輪が必要である。夫となるものは高価で経済的な犠牲を払う指輪を将来の妻に贈るべし。」という決まりを作ったのが婚約指輪の始まりだという説もある。
中世では婚約指輪にはサファイアやルビーが使われていた。婚約指輪にダイヤモンドが使われたのは、1477年、神聖ローマ帝国皇帝になるマキシミリアン大使がブルゴーニュの公女マリーに結婚を申し込んだ時に、ドイツのモロルティンガー博士が、「不屈の力」「永遠」を意味する石のダイヤモンドの婚約指輪を贈るよう助言したのが、ダイヤモンドを婚約指輪に使った最も古い記録である。その後、永遠に輝きを失わないダイヤモンドがエンゲージリングの定番になった。1503年のヴェネツィアの結婚証明書には、ダイヤモンドつきの指輪が婚約指輪として記載されている。
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エンゲージリング
正式にはエンゲイジメントリング(engagement ring)といい、婚約をしたカップルが結納の際に男性から女性へと贈られる婚約指輪のこと。プロポーズ時にサプライズで贈るケースもある。マリッジリング(結婚指輪)と比べ、大きな宝石があしらわれている豪勢な指輪が多い。主にダイヤモンドがメインの石として選ばれるが、最近は真珠や誕生石など、自分の好みにあった指輪を選ぶカップルもいる。
エンゲージリングの歴史は、紀元2世紀の古代ヨーロッパで始まったと言われている。当時はシグニットリングと呼ばれ、男性はゴールドの指輪を、女性はカメオの指輪を贈る習慣だった。このリングを花嫁に与えることが、家事全般を取り仕切れる権利を認めることであるという意味があるとされた。13世紀ころまでは、エンゲージリング、マリッジリングの区別はなく、永遠に終わることのない円を、愛の象徴として花嫁に贈ったもの。現在のように、エンゲージリングは婚約指輪、マリッジリングは結婚指輪になったのは13世紀以後といわれている。エンゲージリングにダイヤモンドが使われたのは、1477年、マキシミリアン大使が公女マリーに結婚を申し込んだ時に贈ったリングに、「不屈の力」「永遠」を意味する石のダイヤモンドが使われた記録が残っている。その後永遠に輝きを失わないダイヤモンドがエンゲージリングの定番になった。
最近はマリッジリングと組み合わせて着けられるものや、シンプルなデザインのエンゲージも人気。左手の薬指にはめるのは、左手の薬指が心臓とつながり、愛の血が流れているという古代エジプト人の信仰に由来している。
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マリッジリング
結婚後に新郎新婦がはめる結婚指輪のこと。挙式の結婚誓約後に指輪を交換する。日本では結婚指輪をマリッジリング(marriage ring)と呼ぶが、本来はウエディングリング(Wedding Ring)、またはウエディングバンド(wedding band)が正しい。結婚指輪のデザインは常に身に着けているものなので、甲丸リングや平打リングをベースにアレンジしたシンプルで飽きのこないデザインが主流。一説によると、1554年、イギリスのメアリー女王とスペインのフェリペ2世の結婚に際に、甲丸指輪を用いたのが起源とされている。
結婚指輪は古代ローマ時代より取り交わされるようになる。初め素材は鉄だったが、ローマ時代後期には金へと変わっていく。現代でも欧米では金のマリッジリングの主流。日本では圧倒的にプラチナの人気が高い。
左手の薬指にはめる由来は幾つかの説がある。一つは左手薬指の血管が直接心臓と繋がっているいう古代エジプトの言い伝えから来ている。また、11世紀頃、教会が結婚指輪に祝福を与えるようになり、同時に結婚指輪を左手の薬指にはめる習慣が生まれたとされる説もある。西洋では指輪をはめる指によって意味を持たせる慣習があり、左手は「服従と信頼」を表し、薬指は「愛情」の印とされている。そこで薬指にはめる習慣が始まったとされる。継ぎ目のない「輪」は、永遠不滅の愛を象徴し、 結婚指輪には「誠実・貞節」の意味がある。これは配偶者への永遠の愛・誠実・貞節を約束すると同時に、神様に対しても永遠の愛・誠実・貞節を誓うことを意味している。
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ブライダルリング
ブライダルリング(bridal ring)とは、結婚に関するリングとして婚約指輪と結婚指輪の両方をさす、もしくは一本で婚約指輪と結婚指輪を兼ねているリングのことをさす場合もある。
結婚の際に指輪を贈る習慣は古代ローマまでさかのぼる。昔は、婚約指輪と結婚指輪の区別はなく、永遠に終わることのない円を、愛の象徴として花嫁に贈ったものだった。現在のように、エンゲージリングは婚約指輪、マリッジリングは結婚指輪になったのは13世紀以後といわれている。ローマ法王が、結婚前に互いを良く知るべきだとして、婚約期間を奨励したことから婚約指輪が生まれたという説がある。また、西暦860年に教皇ニコラス1世が「婚約発表には婚約指輪が必要である。夫となるものは高価で経済的な犠牲を払う指輪を将来の妻に贈るべし。」という決まりを作ったのが婚約指輪の始まりだという説もある。結婚指輪と婚約指輪を両方贈る習慣は19世紀に入ってからのことで、それまでは、その時代の教会が結婚と婚約のどちらを重視するかで一方のリングを贈っていた。
左手の薬指にはめる由来は幾つかの説がある。一つは左手薬指の血管が直接心臓と繋がっているいう古代エジプトの言い伝えから来ている。また、11世紀頃、教会が結婚指輪に祝福を与えるようになり、同時に結婚指輪を左手の薬指にはめる習慣が生まれたとされる説もある。西洋では指輪をはめる指によって意味を持たせる慣習があり、左手は「服従と信頼」を表し、薬指は「愛情」の印とされている。そこで薬指にはめる習慣が始まったとされる。継ぎ目のない「輪」は、永遠不滅の愛を象徴し、 結婚指輪には「誠実・貞節」の意味がある。これは配偶者への永遠の愛・誠実・貞節を約束すると同時に、神様に対しても永遠の愛・誠実・貞節を誓うことを意味している。
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セットリング
エンゲージリングとマリッジリングがセットになっており、重ねづけできるようにデザインされたリングのこと。シチュエーションで使い分けられるのが魅力。
セットリングには、V字やS字のアームのリングを並べて着けるリングや、凹凸で重なるリングや、二つのリングを重ねると何かの形が浮かび上がるリングなどのバリエーションがある。また、二人のマリッジリングを合わせるタイプのセットリングもある。
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フルオーダー
デザインを注文してすべてオーダーメイドでリングを作るシステムのこと。製作は既製品の型からではなく職人が地金を叩いて一つ一つ作り上げる。世界にひとつだけのオリジナルリングを作ることができるが、費用は高めで制作期間はオーダーから約1ヶ月程度はかかる。
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セミオーダー
石(ルース)と枠(リングアーム)を別々に選んでオーダーするシステム。注文後、枠に石を填め込んで作る。気に入った石を好みのリングに組み合わせて作れるのがメリット。個別に選ぶため選択肢が広く、予算に応じて自由に石と枠を選べるため、予算オーバーを防ぎやすい。完成までには1週間〜1ヶ月ほどかかる。石を持ち込んで作ることもできる。

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