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蛍光性
蛍光性(fluorescence)とは、ダイヤモンドが長波紫外線に対して発光することをいう。蛍光はほとんどは青色に発光するが、黄色、橙色、赤色等に発光するものも稀にある。ダイヤモンド全体の約65%には蛍光性はない。GIA(アメリカ宝石学会)では、N(蛍光性なし)から、F/FB、SL、S、EF(極端に強い蛍光性)までのランク分けをしている。蛍光性が強いと紫外線を含む太陽光の元では曇って白っぽく見えるため、クラリティ(透明度)に影響を及ぼす。しかし、カラーのグレードの低いイエローダイヤモンドの場合は、そのブルーがイエローを打ち消してくれて、見た目が逆に良くなることもある。
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迎賓
披露宴会場の入口にて新郎新婦がゲストを迎え入れること。軽い会釈程度で応対し、話し込まず、あまり時間をかけないように気をつけるとよい。少人数の披露宴に適している。「お迎え」ともいう。両親や媒酌人も共に挨拶する場合もある。
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迎賓ギフト
迎賓ギフトは、披露宴の入り口にて新郎新婦がゲストを迎えながら渡すギフト。披露宴の食事で使用できる箸などのプチギフトや、席次表を手渡しする。二人からのメッセージやプロフィールなどを一緒に添えて渡すと、披露宴が始まるまでの間ゲストも楽しめる。逆に披露宴が終わった後、ゲストを見送りする時に渡すのは送賓ギフト。一般的にプチギフトと言うと送賓ギフトを指す。
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ケーキカット/ケーキ入刀
ウエディングケーキに新郎新婦が入刀する演出。披露宴定番の演出で格好のシャッターチャンスでもある。セレモニー用の大きなケーキはケーキカットの部分だけクリームになっている。生ケーキはケーキカット後、デザートとしてゲストに振舞われる。セレモニー用ナイフやケーキ周囲の装花は別料金になることが多い。乾杯の前に行われることが多いのは、ケーキカットのセレモニー後にゲストが写真撮影をしている間にスタッフがシャンパンを注いで回るためでもある。
ケーキカットは結婚した二人が最初にする共同作業と言う意味と、結婚を祝ってくれた皆様への幸せのお裾分けと言う意味が込められている。ケーキカットは、二人の人生の幸福を切り開くという縁起を担いだという意味もある。カットは「切る」だが、忌み言葉のため「入刀」と置き換えている。
ケーキカットの由来は大きく二つある。古代ギリシャ時代、貧しいカップルが食べ物に困り一つのパンを分かち合い、永遠の愛を誓った逸話から、将来食べるのに困らないようにとの願いを込めたという説。もう一つはアメリカの小さな町の習慣で、花嫁がクッキーを焼き、新郎と客たちに振舞い「私は結婚できますよね」と料理の腕を見せたと言う説。
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ケーキサーブ
新郎新婦が切り分けたケーキをゲストにサーブする演出。ウエディングケーキを入刀した後、デザートビュッフェで行われることが多い。一般的に、スタッフが人数分のカットを済ませ、サーブのみを新郎新婦が行う。ゲストには新郎新婦のもとへケーキを取りに来てもらう。配る際にゲスト一人一人とコミュニケーションが図れて、ゲストも席を立ついい機会になる。
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ケーキシェアリング
→ファーストバイト
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ケーキチャーム
チャーム(charm)とは本来魔除け、お守りを意味する。小指の先ほどの大きさの金属製のミニチュア。チャームには数多くの形があり、それぞれに意味を含ませてお守りとして使われる。
ケーキチャームとは、欧米に古くから伝わる結婚式の演出のひとつ。ウエディングケーキの下にリボンに通したチャームを置き、ゲストが順に引き将来を占うゲーム。参加者は主に未婚の女性のゲストの中から選ばれる。新郎新婦がケーキカットをする前に行われる場合が多い。ラッキーチャーム、ケーキブルズと呼ばれることもある。
当たりのチャームを選んでおき、引き当てたゲストにプレゼントを贈る演出もできる。ケーキチャームで使用したチャームは、ゲストにお土産として持ち帰って頂ける。ケーキチャームと同様の演出に、ラッキードラジェやスウィートサプライズ、ブーケブルズなどもある。
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ケーキデコレーション
ゲストにウエディングケーキをデコレーションしてもらう演出。生ケーキ限定。土台だけで未完成のウエディングケーキを用意しておき、披露宴開始前や中座時などに、ゲストの手で飾り付けをしてもらう。新郎新婦がケーキカットした後は、デザートとしてゲストに振舞われる。飾り付けにはフルーツやチョコペンなどが使われる。
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ケータリング
ケータリング(catering)とは、自店舗以外の場所に出向いて食事を配膳、提供するサービス業。出張料理のこと。本来のケータリングの意味は顧客の指定した場所へ、調理設備を備えた車両などで出向いたり、現地の厨房施設を利用して、その場で調理をして食事を提供することである。しかし、日本では、レンタルスペースや庭園など、付随の調理施設がない会場の場合に、プロの料理人がレストランで料理を下ごしらえをして持ってくるか、あるいは作ったものを運んでくれることを指すことも多い。また、食べ物を準備するだけではなく、食卓を用意することも業務内容に含まれる。ケータリングは、航空機内で乗客に食事を提供することを意味する用語でもある。
日本語では仕出し料理と訳されることも多いが厳密には異なる。仕出しとケータリングは自店舗以外の場所に赴き、食事を提供する意味では共通する。しかし、仕出しは自店舗で事前に食事を調理するため弁当や出前に近いと言える。一方、ケータリングは顧客の下に出向き調理するため出張レストランや出店・露店に近い提供方法である。
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ケープカラー
ケープカラー(cape collar)とは、肩から上腕を覆う大きい襟のこと。まるでケープを掛けた様な襟のこと。首を長く見せる効果がある。胸元が隠れるため、胸の小さい人にも適したデザイン。ケープの語源はラテン語の「カッパcappa」からで、「合羽」の語源でもある。
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ゲストテーブル装花
→卓上装花
ゲストの各テーブルに飾る花のこと。1卓につき5000円〜2万円程度だが、テーブルの数だけ必要。食器を並べたり、ゲスト同士が話をするのにじゃまにならない大きさにし、テーブルコーディネートやメインテーブル装花と合わせたアレンジをするとよい。最近は披露宴が終わった後に、ゲストに持ち帰って貰うのも人気であり、最初から分配できるようにアレンジされたタイプもある。
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ゲスト名入れ
ゲスト一人一人の名前を刻んだアイテムを用意すること。ゲストの名前を記入した品物を引き出物として贈ること。ゲストの名前入りのワインボトルやグラスをテーブルに置いておき、席札として利用し、披露宴後は引き出物として持ち帰って頂くという演出もある。一人一人個別に名前を入れることで、おもてなしの心がよりいっそう伝わるはず。
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ゲストハウスウエディング
ウエディングにおけるゲストハウスとは、イギリスのマナーハウスを意味する。マナーハウスとは、イギリスの荘園領主の屋敷のこと。自領地内の郊外にて、豊かな自然の中に建てた伝統的なカントリーハウスのなかでも、特に贅を凝らした建物を意味する。貴族たちがゲストへのおもてなしとして、狩猟や乗馬、ゴルフやフィッシングなどに興じるために邸宅を開放した施設。現代では、こういった当時の貴族の館を利用したホテルがイギリス各地にある。
最近ではゲストハウス風のウエディング施設も増えている。ヨーロッパの邸宅をそのまま貸し切ったようなバンケットやガーデンでの欧米風のパーティも近年人気のウエディングスタイル。
ゲストハウスとは、直訳すると宿泊客用の高級下宿または迎賓館という意味。しかし現実には、ユースホステルなどの、外国人旅行者・バックパッカー向けの比較的安くて長期滞在できる簡易宿泊施設という意味合いが強い。「外国人ハウス」ともいう。また不動産においては、個室以外のリビング・キッチン・トイレ・シャワーなどを共用し、家賃を抑え、敷金・礼金・保証人も不要の共同住宅スペースを指す。個室がシェアルーム(相部屋・ドミトリー)の場合も多い。


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